時代のキーワード 〓

これからの時代のキーワード

・プレミアムブランド、プレミアムプロダクツ(サービス)と個人
・コーディネータ

上記のキーワードを制した者が、強者になる可能性を秘めている。
ような気がする。

プレミアム Premium
プレミアムとは何でしょう?広辞苑によると、

〓割増金、手数料、権利金
〓打歩(うちぶ)
〓商品につける景品

ですが、これらから想像すると、
〓は付加価値に置き換えられ、
〓は〓に対する割増金と考えられる。

なら、なぜプレミアムなのか?
これは、時代の流れが原因である。
・溢れるぐらいの情報、モノ、サービス
・所得格差の広がり
・効用※水準の高まり
など。
※効用:財・サービスが人の欲望を満たし得る能力の度合

溢れるぐらいの情報、モノ、サービスがありながら、
人々は、より高い効用を求め、より多くの所得を持つ人達が
お金を投じる。

このプレミアム〜の波に乗ったのが、トヨタである。
日本の国産セダンの販売台数が一気に落ち込む中、
輸入セダンは安定した台数を保ち、国産車のシェアを
奪い続けている。

トヨタは8月30日、高級車「レクサス」を投入した。
レクサスは、北米で成功したトヨタの高級車ブランドである。
トヨタは、ベンツやBMWに負けないプレミアムブランドの確立を目指し、
”最高のおもてなし”で最高の販売、サービスを提供する。

<つづく>

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Yahoo! ミュージック

家に帰って、Yahoo!のニュースを見ていると、
Yahoo!ミュージックがリニューアルされていることに気付きました。

Yahoo!の音楽と言えば、
やっぱり、Launch Yahoo!
ここでは、音楽聞き放題、ミュージックビデオ見放題!

さらに、優れているのは、
Yahoo! IDを利用するので、
良く聞く音楽や、評価(☆の数で自分自身が評価したもの)で
聞く人に合った曲を提供してくれるところだ。

音楽の趣味は、人それぞれ、
一人一人に合った音楽を選曲してくれる。
また、歌手に関する情報、曲目も充実しており、
さらに、他の人たちがどんな曲を聴いているのかなど
コミュニティーも充実している。

アメリカの音楽サイトはとにかく充実しているように思える。
他にもサイトをここで紹介しておきます。
Launch Yahoo!
AOL Music
Rolling Stone

Yahoo!ミュージックもこのような
サイトに成長してほしいものである。

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Apple Computer〓

<1月17日の発表>

iPodで一躍有名なApple Computer
このアップルコンピュータのマーケティングについて見ていきたいと思います。

 Apple Computerは、Steve JobsとSteve Wosniackによって、1976年に設立
あの食べかけのリンゴのマークは、bite(噛む)とデータ単位(byte)をかけたものだそうです。

Product
アップルの製品・サービスは主に
・コンピュータ (iMac, PowerMac, iBook, PowerBook)
・コンピュータの周辺機器
・デジタル音楽プレーヤー (iPod)
・ソフトウェア
・その他

その他というのは、iTune Music Storeでの音楽配信や、法人ソリューションなど

Place
 アップルの製品を購入するには、インターネットや小売店などで手に入ります。アップル製品をおいている店舗は少なく、地方では、インターネットで購入することが多いのではないかと思います。

 アップルの直営店(Apple Sore)は、お洒落な店内に、アップル製品が置かれ、実際に製品に触れることができます。そしてマックジーニアスと呼ばれる製品に詳しい店員がいて操作についての解説や修理の受付などを行っています。また、店内には講演会場のようなものがあり、そこで、様々なイベントが行われています。
 この様々なアフターサービスや、イベントは製品を買ってもらう為のお店としてではなく、ショールームとしてアップルの製品を理解してもらおうという努力がうかがえます。

Promotion
 アップルのプロモーション活動はあまり行われていません。最近では、iPodのプロモーションに、TVCMが流れているのを目にします。しかし、あまりプロモーションを行わなくても、新製品の発表などをすると、大きく取り上げられるので、行う必要もないかもしれませんね。

Price
 アップル製品の価格は決して安くはありません。デザインも良く、高品質であるがゆえに値段も高くなっているのかもしれません。
 そこで、アップルも学割を用意し、教育関係に関わる人には割引をしています。auの学割のように、(若者が買う→大人になっても使い続ける)という構図なのでしょうか。

Customer
 アップルコンピュータのユーザーと阪神タイガースのファンは少し似ています。阪神ファンは、球団幹部以上に球団のことを考え、選手の戦績や将来について語り合ったり、阪神の応援グッズやシャツを身につけたりします。アップルファンも同様に、経営や製品についてアップル幹部以上に考えたり、中には、アップルのロゴを入れ墨にする人もいるそうです。

アップルコンピュータは高いブランド力と、顧客のloyaltyによって成り立っており、今後のアップルの成長はloyaltyの高い顧客をいかに増やすかが今後の課題となるでしょう。
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Carrefour日本撤退

世界第2位の小売業であるカルフールが日本から撤退します。
今ある日本の店舗はイオンに売却という形になるそうです。

今後カルフールは、フランスでの業績不振で事業の整理を進めていて、
アジア市場では中国に、経営資源を集中する方針だそうです。

さて、なぜ、カルフールは日本で成功出来なかったのでしょうか?

商品 Product
商品については、日本の大きなスーパーとほとんど変わらないです。所どころ、カルフールブランド?の商品が見受けられます。
サービス:買い物中子供も楽しめる、ショッピングカート、キッズコーナー、無料のコインロッカーなど

価格Price
カルフールでは、最低価格保証をしており、他の店のほうが安い場合、チラシを持っていけば、同じ価格で買うことができます。もう、カルフールで購入してしまっていた場合は、その差額を返金してくれます。
また、無条件で返品することも可能です。(対象商品のみ)

場所・流通 Place
場所:カルフールは、ウォルマートのように郊外に店舗があり、大きな駐車場を備えています。
そのため、無料のシャトルバスなども運行しています。
流通:低価格を徹底するためにメーカーからの直接仕入れ(日本の流通が変わるとまで言われていました。)

プロモーションPromotion
新聞の折り込みチラシや口コミ
ホームページでは、クーポン券の配布を行っています。

by Carrefourのホームページ

何度かカルフールに足を運んだ事があるのですが、商品としては、ほとんど変わらないような気もします。日本の大型小売店と比べて、フランス製の商品が見られると言った感じです。ただ、気になるのは、棚の高さと棚と棚の間隔の広さです。品揃えは豊富なのですが、棚が高すぎては、お年寄りは手が届きませんし、歩く距離も半端じゃありません。(店員さんがローラースケートのようなのを履くのも納得)ということは、お年寄りや、ちょっと夕食の準備に買い物に行こうとする客はカルフールに行かないのではないのでしょうか?
ということは、カルフールに来るお客さんは、土日のような休日に、安く、たっぷり、時間をかけて買い物をしようとする人たちに限られてしまいます。

しかし、そのような人をターゲットとした、店舗がここ最近増えているのです。
それは、ダイアモンドシティです。
ダイアモンドシティーは、スーパーとは違い、郊外型巨大なショッピングモールです。その中には様々な店舗が入り、雑貨店、CDショップ、本屋、服屋などが軒を連ね、生活用品なら何でも揃います。また、一度の買い物ではすべてをまわりきれるか分からないぐらいの広さ+エンターテイメント性を備えているので、行くだけでも楽しめるようになっています。価格は安くはありませんが、各店舗とも、価格よりも、品質やデザインを重視した商品が多いような気がしました。
しかし、このダイアモンドシティーのようなショッピングモールが成長しているということは、「低価格」ばかり強調した戦略が日本では通用しなくなってきたということを示しているのだと思います。また、日本のメーカーへの信頼の高さも忘れてはなりません。たとえば、同じような機能のラジカセを買うとしたらPanasonicとPhilipsどっちを買う?って言われたら、ほとんどの人がPanasonicのラジカセを買うと思います。また、エンターテイメント性というのも重要なキーワードだと思います。そのように、様々なニーズを持つ日本人にはカルフールの低価格戦略があまり受け入れられなかったのではないでしょうか。
さらに、カルフール不振の原因の一つに、「メーカー直接仕入れ」の方針が日本のメーカーに十分受け入れられなかったことから、品揃えに苦戦したということです。これは日本を撤退した外資系流通業者の失敗の原因に挙げられることです。(仏:セフォラ、英:ブーツ)

話がごちゃごちゃしてきましたが・・・
カルフールが日本で不振になった原因は
1、日本人の買い物事情をあまり知らずに進出したこと
  ・日本人の購買行動
  ・日本人のニーズ
2、日本の商環境に受け入れられなかったこと
ということだと思います。
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