今日は、Design Mattersの日。
プレゼンターは杉本真樹氏
最先端医療の現場でITを駆使
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CTやMRIなどで撮影された画像を立体的に
映し出すソフトウェア「OsiriX」を開発。
64bit版のみ有償であるものの、基本的にオープンソースだそうです。
このソフトウェアのスゴイところは
3Dであること。複雑に絡み合った血管や
腫瘍の形まではっきりと分かります。
3Dなので、多方向から臓器などを見る事が出来る上、
「骨だけ」、とか「臓器だけ」とか分けて表示することも可能らしいです。
そして、iPhoneやiPadでも表示させる事が出来るため、
患者や研修医にも分かりやすく説明する事が出来、
手術の現場でも患者から離れた所に置いてあるモニターと
患者の臓器の視線の移動をiPadを利用して短くする事も出来る。
百聞は一見にしかずです。
こちらのサイトをご覧ください。
さ・ら・に
「可視化」という分野から3Dプリンティングの技術を用いた
「可触化」にも力を入れ始めています。
下の写真は杉本氏の心臓をプリントアウトしたものです。
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この大きさで3Dプリンターにかけて一晩で出来上がるそうです。
見て触ることで、実際の医療の現場で大変役に立ち
遠隔手術等様々な医療シーンを可能にしたりする事ができます。
これらのソフトウェアは杉本氏をはじめ医師達が開発に参加しており
医師にとって非常に使いやすく、分かりやすくなっているそうです。
プレゼンテーションの後に意地悪な質問をしてしまいましたが、(すみません)
患者・医師のニーズを汲みとり、楽しみながら開発を行ったからこそ
この素晴らしいソフトウェアが生まれたようです。
私も聞いてて楽しかったです。
3Dメガネで立体的に見られたり、Wiiのコントローラーを使ったりと
ユーモアのあるアイデアが組み入れられているのが何よりの証拠
ではないでしょうか。