Musèe d'Orsay (オルセー美術館)

今日は神戸市美術館で行われた
「オルセー美術館展」へ行きました。

オルセー美術館には今から2年前の2月
パリを旅行した時に行ったのですが、
館内の一部の絵画は別の国の美術館で展示されていたようで
今回の美術館展を楽しみにしていました。

今回、オルセー美術館展で印象に残った作品をいくつか紹介します。
クロード・モネ <ルーアン大聖堂>

大学時代、美学の講義でこの大聖堂を取り上げていたのを覚えているのですが、相当不真面目な学生だったので、この作品が「積みわら」、「ポプラ並木」のような連作であったこと。光の効果が・・・という事しか覚えていません。しかし、その講義はモネの作品を私の虜にさせ、卒業旅行をパリに決定させ、ルーブル、オルセー、マルモッタン美術館へ足を運ばせたのは間違いありません。
この作品、「ルーアン大聖堂」は「扉口とサン=ロマン塔、青と金のハーモニー」という副題を持ち、連作の重要な一点です。
そして、夜明けから日没までの時間の移り変わりを連作する事によって表現しています。
ガイドブックによれば「モネは聖堂の『周囲を包むもの』を色彩によってどう表現するか試みています」と書いてありました。この「周囲を包むもの」は連続した時間の中に存在するある瞬間、聖堂の周囲にある光、空気、風といった、その場、その一瞬の雰囲気の事でそれを油彩画で描こうとしていたのでしょう。

エドゥアール・マネ <すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ>

この作品はオルセー美術館展のパンフレットの表紙になっていますが、このベルト・モリゾという人は女流画家で夫はこの作品の作者、エドゥアール・マネの弟ウジェーヌと結婚しました。そう、マネの義理の妹がこの作品に出てくる女性なのです。

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