ロココについてのまとまりのない勝手な解釈

ロココの時代は、絶対王政の時代。
イメージとしては、ゴテゴテとした飾りだらけの、
鈴木その子、デヴィ婦人の"装飾的"というイメージが強いと思いますが、
その”装飾的”というのは、”この世の合理的事実に反するものすべて”
と芸術的にとらえられているのが特徴?です。
さて、装飾を見てみると、美しいものもあれば、笑えるものも、
例えば
・黒柳徹子もびっくり、頭の上に軍艦を載せたカツラ
 (昔、通天閣を載せた人もいたっけ?)
・ありえないぐらい細いコルセット、しかも、鉄製
 (これでは拷問具である。)

そう、ロココ時代は女性中心の時代で・・・と言われることもありますが、
実は、そうではないようです。
それは、そのような服を作るデザイナーはすべて男性です。ということは、
男性にとって好ましい形をしているという訳です。
男性の意のまま作られた拷問コルセットのような服を着させられたと
考えるなら、それは納得いくかもしれません。
20世紀の服装になると、拷問具のような服からの開放が起こり、
ひざ下でスカート丈を切る(あまり足を出すのはよくない風習があった)
など、今までの服装とは違う服が次々と出てきました。
歩きやすく、機能的で、
それは女性も社会に出てきたという象徴的なものであるかのようです。
それをわかりやすく説明すると
ディオール(男性)はコルセットの服を作り
シャネル(女性)は上記のような機能的な服を作る。
ファッションにおける力関係を見ることができるような気がしますね。
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